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RON PAPA & MAMA

ロン 虹の橋を渡りました

相棒のロンが亡くなりました。8歳9か月。

あまりにも突然のことでした。
2月24日には犬の総合健康診断をしてもらっており、
血液検査・尿検査・レントゲン検査・超音波検査とあらゆる検査をしてもらってて
若干の心雑音はパピーの頃からあるもの、どこにも異状なしの健康そのものでした。
いままで下痢どころか軟便すらしなかったロンが。。。

病名:自己免疫性溶血性貧血
自分の免疫機能が誤って自分の赤血球を異物と認識して攻撃して、
自らの赤血球を破壊してしまう病気に罹ってしまいました。
あまりにも突発のことでした。
3月20日(祝)朝から食欲がなく、御飯を食べず、夜も食せず、なんとなく尿が黄色く
異変を感じて、3月21日(火)に診察してもらい即日の入院治療。
救急の処置を施してもらいました。
その結果、非常に致死率の高い病気であることを知らされましたが、
絶対に帰ってくると信じ続けた10日間でした。

最期は、私たち夫婦は、類い希なるロンの体力に僅かな希望を託しましたが、
3月30日未明。虹の橋を渡りました。





ロンは頑張りました。ほんとうに頑張りました。

あまりにも赤血球の壊れ方が酷く、初期に投与する免疫抑制剤では
効果がでなくて、ヒト免疫グロブリンを投与し、赤血球が攻撃されないように
ガードする治療薬を投与してもらい、副腎皮質ホルモンで赤血球数の回復を待ちました。
この時点では、血小板と骨髄までにはダメージはいたっておらず、元気になってほしいと願いました。

赤血球の数値がさらに一旦落ちた時は、いてもたってもいられない気持ちで。
なんとか赤血球の減少は下げ止まったのですが、思うようなV字回復はみられず、
しだいに肝臓への負担も重くなってきて黄疸も現れてきました。

食欲はあるものの、食べる力がなく、点滴で栄養と体力をつなぎ、なんとか凌いでおりました。

入院6日目に、ロンを励ましに来てくれたWAN友夫婦。
どれほど私たちの気分を楽にさせてくれたことか。


入院7日目。肺水腫を併発し、点滴投与をやめ、利尿剤による水の排出治療をしました。
翌8日目の朝、白く霧がかっていた肺は、レントゲン写真を見せてもらい綺麗に治ってました。
赤血球も、ほんとに徐々に造られはじめ、私たち夫婦は、希望の陽射しを見出しました。

点滴投与ができなかったため、若干呼吸の息苦しさが見られ、
酸素室に入り引き続き免疫抑制治療。
赤血球は回復の兆し、肺水腫は治まるものの、今度は息苦しさと、黄疸がゆるやかに進行していく。
1進1退のロンの体の状態・病状。


意識は入院当初から、はっきりしてました。
大好きな言葉(お散歩・ドックラン・ユーカリ・32WAN!)をかけてやると
目をぎょろりとさせて反応してくれてました。
見た目には、なんとなく元気がないなぁという様態なんです。
ただ体の中は。。。
常に最悪の事態が、頭を過っては、打ち消す。
いや、『ロンなら絶対に大丈夫だ』と自分たちに言い聞かせる日々でした。


入院9日目の夕方。
3月29日(水) 18:31
ロンがあるはずのない体力を振りしぼって立ち上がってくれたんです。
そして満面の笑みを浮かべて、私たちに振りかざしてくれたんです。
ほんとビックリしました。先生もビックリしてました。

そのときの写真がこれです。
ロン 虹の橋を渡りました_a0267860_13433444.jpg
酸素室の小窓を開けてもらい、限られた時間のなかで
優しくロンを何回も撫でてやりました。
『早くドック・ランに連れてってよ』
『もう大丈夫だから』
そう、ロンは語りかけてくれたように思います。


3月30日(木)病院からの知らせ。

ロンは、ほんとうにほんとうに頑張りました。
頑張りすぎたといってもいいくらいです。
うまく言えませんが、最期に私たちに『生きることの強さ』を教えてくれました。
悲しいとか辛いとか、そんな言葉ではいい表せない、こみあげてくるもの。
大号泣でした。


もうゆっくり休んでいいんだよ。
ありがとうロン!



最後に、ドックランでいつも一緒に遊んでくれたお友達。
ネットを通じて知り合えたお友達。
オフ会でお会いし交流させていただいたお友達。
数々のお友達と知り合えて、言葉にならないほど、
ほんとうに感謝しております。

ロンは幸せ者でした。

ありがとうございました。


2017.3.31
RONPAPA&MAMA

by ronkun0810 | 2017-03-31 13:48